スタッフブログ

6月12日 昆虫の森の生き物たち

2020.06.12

 
ホタルの発生時期に合わせて産卵が始まるのがシロスジカミキリです。ホタルの発生状況を確認した後、発生木のコナラを見に行くと、丁度、産卵行動の真っ最中でした。アゴで幹に穴を開けた後、体を180度回転させて産卵する様子が観察できました。


アオスジカミキリです。3㎝前後の美しいカミキリムシです。園内ではレアな種です。

 
トンボ池の浮いている草にクロスジギンヤンマが産卵していました。


クロスジヘビトンボ一種です。アミメカゲロウの仲間で幼虫期は水の中でくらします。


雑木林の草の上にオバボタルがいました。陸生のホタルです。


初夏を告げるバッタ、ナキイナゴがススキなどの草の上で『シャカシャカ!』と鳴いています。


民家前のウマノスズクサでは、ジャコウアゲハの幼虫が沢山発生しています。


アカスジキンカメムシの成虫がシンジュやカラスザンショウの幹などで見られます。


コムラサキがヤナギの樹液に来ていました。


チャイロスズメバチの女王が樹液に来ています。チャイロスズメバチの女王はキイロスズメバチやモンスズメバチの巣を乗っ取ってしまうそうです。


雑木林のトイレのある通りで、オオミドリシジミが縄張りを張っています。今年はゼフィルスの発生が少なく、他の種類もあまり見かけません。