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11.23 第424回昆虫おもしろ講座
2016.11.23
今日のテーマは「フユシャク」のなかま
シャクガのなかまの中でも、冬に活動するものを「フユシャク」と呼ぶそうです。
シャクガの幼虫は、指で長さを測るような独特な動きをすることから「しゃくとりむし」と呼ばれています。
矢島名誉園長は、「今日あたりフユシャクが飛び始めているのではないかな?」と楽しみにして、午前中フィールドを歩いて探したそうですが…
残念ながら今日は見つからなかったそうです。
今年の夏から秋にかけての気候が安定しなかったことが原因なのではないか、とおっしゃっていました。
上の画像に写っているのは「クロスジフユエダシャク」のオス。メスは「はね」が退化してしまって飛べず、歩くことしかできないそうです。暖かい季節に活動する昆虫が多い中、「フユシャク」の仲間のように、冬場に活動する昆虫もいるんですね。昆虫の世界には不思議なことがいっぱいです。みなさんも、矢島名誉園長の話を聞いて、一緒に「へぇ~!」とおどろいてみませんか?
次回のおもしろ講座は12月18日(日)です。お待ちしています
(井熊)
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