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5月12日 昆虫の森の生き物たち

2020.05.12

初夏の昆虫が次々と見られ始めました。


ゴホンダイコクコガネ(オス)です。1㎝程の小さなコガネムシで、頭部と前胸に合わせて5本の角のある甲虫です。
鹿の糞などを食べる糞虫の仲間です。


日本最大のゾウムシ、オオゾウムシです。大きい個体は3㎝近いものもいるそうです。


朝、まだ動き出す前のナカジロサビカミキリが、草にしがみついていました。


草原で1㎝前後のコメツキムシが目立ちます。カラスノエンドウの花外蜜腺をなめていました。

この季節恒例のクロオオアリが結婚飛行が今年も観察できました。気温が上がった蒸し暑い日の夕方、巣穴から一斉に羽アリが飛び立ちます。交尾後にメスは単独で新しい巣をスタートします。オスは死んでゆきます。


先に雄アリがぞろぞろと出てきて飛び立ち始めます。

 
その後、大きな新女王アリが出てきます。少し高いところに上り、大きな羽音をたてながら飛び立っていきます。


ヤマトシロアリの結婚飛行も見られました朽ち木からぞろぞろと這い出し飛び立っていきました。シロアリはペアをつくり

新しい巣をスタートします。アリはハチ目、シロアリはゴキブリ目です。


大きく育ったシロシタホタルガの幼虫が、サワフタギの花を食べていました。


川沿いの葉陰では、モンカゲロウが見られます。


オオスズメバチの女王がヤナギの樹液をなめに来ていました。


薄暗い雑木林で、ギンリョウソウの小群落を見つけました。