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5月5日 昆虫の森の生き物たち
2018.05.06
キバネツノトンボ 原っぱを素早く飛んでいく謎の虫。止まった先に確かめに行くと、長ーい触角のキバネツノトンボがいました。名前にトンボとつきますが、アミメカゲロウ目(ウスバカゲロウなどのなかま)です。草原の初夏を告げる昆虫です。
ヤナギハムシの蛹化 成虫 ヤナギの葉では、ヤナギハムシの蛹や成虫が見られます。蛹は、幼虫の脱皮殻を残したままぶら下がります。
オオカマキリの幼虫 園内のオオカマキリが、ふ化の時期を迎えています。草原では小さな幼虫が見られます。
ウスミミモンキリガの幼虫 春の虫探しで男の子がイモムシをたくさんアミに入れて持って来ました。返すために捕まえた木に案内してもらうと、その木はハンノキで、イモムシの正体もウスミミモンキリガの幼虫だと分かりました。翌朝にその他のハンノキを見てみると、たくさんの幼虫が幹に付いていました。まれに見る大発生です。斑模様のタイプが多い中、同じ種類とは思えない黄緑色のタイプも混じっています。
オオムラサキの5令幼虫 オオムラサキ終令幼虫 エノキの葉上にいるオオムラサキの幼虫が、GW前半は5令幼虫でしたが、後半には終齢幼虫になりどんどん大きく成長しています。
ミツクリハバチの幼虫 ハンノキの枝先では白いイモムシが目立ちます。毎年この時期に多いミツクリハバチというハバチのなかまの幼虫です。白い蝋物質をまとっているのが特徴です。
カワガラス 園内の小川にカワガラスがいるとお客様からスタッフに連絡がありました。確かめに行くと、石の上に止まるヒヨドリほどの鳥はまさしくカワガラスでした。若鳥なのかあまり警戒する様子も無く、しばらく目を楽しませてくれました。園内では初記録です。
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