スタッフブログ

11月25日 昆虫の森の生き物たち

2023.11.25

園内の木々が黄色やオレンジ色に染まり始めました。

初冬を告げるウスタビガが出ています。
 
ウスタビガのオス               ウスタビガのメス


ウスタビガの交尾

クヌギの切り株から出た枝に、ヒメカギバアオシャクの幼虫がついていました。
昆虫たちは冬越しモードになりつつあります。

11月11日 昆虫の森の生き物たち

2023.11.11

ヒメヤママユが発生のピークを向かえています。
オスはピンク色の毛布のような美しい色彩です。メスはオスに比べ黄色味が強く出ます。

 
ヒメヤママユのオス              ヒメヤママユのメス


メスのような色彩のオスがいました。一瞬メスかと思いました。

アカスジキンカメムシの終齢幼虫が葉裏に目立ちます。冬は落ち葉の下などで過ごします。

キンボシハネカクシを見つけました。体や上翅に金色の毛を持つ大型の美しいハネカクシです。

10月27日 昆虫の森の生き物たち

2023.10.28

秋晴れの爽やかな日が続いています。園内で見られる昆虫も減ってきましたが
フィールドを歩くのは気持ちがよい季節です。

原っぱの日向ではシジミチョウがせわしなく飛んでいるのが見られます。
 
ヤマトシジミ                 ウラナミシジミ

ススキの原っぱでは、越冬前のツチイナゴとクビキリギスが見られます。
 
ツチイナゴ                  キビキリギス

林縁や果樹園ではウラギンシジミが見られます。常緑樹の葉の裏で成虫で冬越しします。
 
ウラギンシジミ                ウラギンシジミのオス

雑木林のエノキの葉上にオオムラサキの4齢幼虫がいました。1ヶ月後には冬越しのため根本の
落ち葉の裏に降りていることでしょう。

初夏から延々とクチナシの葉で観察できたオオスカシバ幼虫も、この幼虫を撮った後は
見つけられなくなりました。

オオスカシバ幼虫           

クサギの葉に『まだいたの?』とシモフリスズメの幼虫がいました。
 
シモフリスズメ(緑色型)           シモフリスズメ(褐色型)

今シーズンはシンジュキノカワガがライトトラップにいつもより多く入りました。
そして今日も入ってました。

シンジュキノカワガ

 

9月30日 昆虫の森の生き物たち

2023.09.30

日中にフィールドを歩くのにやっといい季節になりました。
園内では、いろいろなイモムシが見られます。


アケビ棚のアケビコノハの幼虫


ブッドレアでクロメンガタスズメの亜終齢幼虫が見つかり、こんなのも食べるんだ!と、ちょっと驚きです。


ススキでクロコノマチョウの幼虫


アワブキでスミナガシの幼虫


カラスザンショウの幹に大きなクロアゲハの幼虫

 
ヘクソカズラでホシヒメホウジャクの幼虫    ホシホウジャクの幼虫

こちらはヤスマストビナナフシ、晩秋まで見かけたりします。

9月2日 昆虫の森の生き物たち

2023.09.02

アゲハチョウが飛んでいるのを、よく見かけるようになりました。
 
ナミアゲハ                  ミヤマカラスアゲハ

オオスカシバがクチナシの周りを飛びながら産卵していましたが、動きが早くて
なかなか上手く撮れません。
 
オオスカシバ                 吸蜜をしているホシホウジャク

メヒシバにツノトンボの卵が産み付けられていました。

柿の葉でキノカワガの幼虫を見つけました。秋に成虫になり、そのまま冬を越します。

 

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