スタッフブログ
5月4日 第436回 昆虫おもしろ講座
2017.05.05
今回のおもしろ講座は友の会特別企画として開催しました。テーマは「オオムラサキの一生」、友の会会員の皆さんと一般のお客様で会場は大賑わいとなりました。
国蝶であるオオムラサキですが、紫色をしているのはオスだけで、メスは茶色っぽい色をしているそうです。また、縄張り意識が強く、自分の縄張りにしているエノキの木に近づいてくるスズメをオオムラサキが追い払う様子を見たことがあるという名誉園長の話に、会場の皆さんは驚いていたようでした。

オオムラサキの卵。こんなにたくさん産むんですね。

オオムラサキの幼虫は6齢まで成長するそうです。
質問コーナーでは、
「アオムシはどうやってさなぎになるんですか?」
「クモはどうやって巣をつくるの?」
といった質問が出ました。
質問コーナーで質問してくれた方には、オリジナル缶バッジをプレゼントしています。
次回の昆虫おもしろ講座は5月28日(日)にあります。ぜひお越しください。
(井熊)
3月20日 第431回昆虫おもしろ講座&矢島名誉園長受賞祝賀会
2017.03.20
本日のおもしろ講座のテーマは「春」でした。
「成虫越冬していたテントウムシたちが動き出すといよいよ春ですよ。」
講座終了後に、矢島名誉園長のNHK放送文化賞受賞をお祝いする祝賀会が行われました。
祝賀会では、花束と記念品をお渡ししました。
小さなプレゼンターに名誉園長は満面の笑み。職員で作成した色紙も喜んでいただけました。
名誉園長のごあいさつでは、昆虫館をつくることになったきっかけについてお話しいただきました。
最後には、参加者の皆さんとスタッフで名誉園長を囲み、記念撮影。
子どもたちに囲まれた名誉園長の笑顔が印象的でした。
(井熊)
2月26日 第430回昆虫おもしろ講座
2017.02.26
本日は約50名の方々が昆虫おもしろ講座に参加してくださいました。
今回のテーマは「動物の分類について」でした。その昔、動物は「鳥・獣・魚・貝」に分けられていたそうです。
昆虫を含め、カニやエビなどそれらの分類に属さないものをまとめて「ムシ」と呼んでいたとか。研究が進み、色々なことがわかってきたことで、今では細かくなかま分けされるようになりました。
質問コーナーでは、
「カマキリの目が夜になると黒くなるのはなんで?」
「サタンオオカブトはどうしてサタン(悪魔)って名前がついたの?」
など、たくさんの質問が出ていました。
次回の昆虫おもしろ講座は3月20日(祝月)に開催されます。
(井熊)
2月5日 第429回 昆虫おもしろ講座
2017.02.05
本日のテーマは「キアゲハ」でした。
アゲハチョウ(ナミアゲハ)は幼虫の時に柑橘系の植物の葉を食草としますが、キアゲハの幼虫はニンジンやパセリの葉を食べるそうです。
お話の中でとても興味深かったのが「チョウの目には世界がどのように見えているか」という話題でした。チョウの仲間は、人間が見ることのできない紫外線の領域の光を認識することができるそうなのです。
写真はモンシロチョウのオスとメスです。上段は人間の目で見た様子。模様の微妙な違いで雌雄を区別できます。ところが、モンシロチョウには下段のように見えているそうです。オスは紫外線を吸収し、メスは反射するためひと目で区別できます。
昆虫に関するとっても不思議でおもしろいお話が聞ける「昆虫おもしろ講座」。次回は2月26日(日)を予定しています。後半の質問コーナーで質問してくれた方にはオリジナル缶バッジをプレゼントしています。ぜひお越しください。
(井熊)
11.23 第424回昆虫おもしろ講座
2016.11.23
今日のテーマは「フユシャク」のなかま
シャクガのなかまの中でも、冬に活動するものを「フユシャク」と呼ぶそうです。
シャクガの幼虫は、指で長さを測るような独特な動きをすることから「しゃくとりむし」と呼ばれています。
矢島名誉園長は、「今日あたりフユシャクが飛び始めているのではないかな?」と楽しみにして、午前中フィールドを歩いて探したそうですが…
残念ながら今日は見つからなかったそうです。
今年の夏から秋にかけての気候が安定しなかったことが原因なのではないか、とおっしゃっていました。
上の画像に写っているのは「クロスジフユエダシャク」のオス。メスは「はね」が退化してしまって飛べず、歩くことしかできないそうです。暖かい季節に活動する昆虫が多い中、「フユシャク」の仲間のように、冬場に活動する昆虫もいるんですね。昆虫の世界には不思議なことがいっぱいです。みなさんも、矢島名誉園長の話を聞いて、一緒に「へぇ~!」とおどろいてみませんか?
次回のおもしろ講座は12月18日(日)です。お待ちしています
(井熊)